闘病生活をより辛くしてしまうリウマチ気質 4つの特徴

リウマチと診断され「なんで自分がリウマチに?」と悩んでおられる方へ。

リウマチ気質をご存知でしょうか。病気を抱えながらも心穏やかに毎日を過ごせたら、どれほど幸せでしょう。

本記事では特にマイナス思考にフォーカスし、どんな共通する思考があるのかをご紹介いたします。

闘病生活をより辛くしてしまうリウマチ気質 4つの特徴

 

1.リウマチ気質の特徴

女性 横顔 茶髪

強いことは他者の目にどう映るのか

リウマチが発症する原因とリウマチ気質の関係が明らかにされているわけではありません。しかしこの気質の特徴を知ることで、自分自身の性格を変えようとするきっかけになったり、今のご自身の考え方と比較するだけでも、闘病の助けになるといわれます。一般的にリウマチ気質の特徴として次の4つが挙げられます。

  • 几帳面すぎる
  • 真面目すぎる
  • 一生懸命すぎる
  • 粘着的である

一見、誰にでもある気質のようで素晴らしいことのように思われますが、これが行き過ぎると大きなストレスとなりそうですよね。

一生懸命になれない自分を責め、自分を追い立てる →
結果を出そうとするあまり後ろに引き返せなくなる →
常に走りっぱなしの状態になる

このサイクルがマイナス思考につながるようです。これに完璧主義が加わると、ストレスはさらに大きくなってしまいますよね。仕事の場面においては、体の調子が悪くて周囲に迷惑をかけている自分を責めたり、睡眠を削ってまで遅れを取り戻そうと一段と頑張るために痛みが酷くなる…などの悪循環に陥ることが多いようです。

そればかりか、自分と同じ目標や結果、思考を他人にも求める方が多いようです。「自分だってこれだけ出来るのだから、あの人もここまでやって当然」と考えることにより、他人を図る物差しが一段と厳しくなり、人間関係もギスギスしてしまいますよね。このような気質は他者の目にどのように映るのでしょうか。入院病棟で働く看護師さんの多くはこう答えます。

  • 話(辛さ)を聞いてほしい人が多い
  • 自分の気が済むまでずっと話す人が多い
  • 悲観的、粘着気質だ
  • 躁うつ傾向に振り回される

これらの思考の根底には、どんな感情があるのでしょうか。本人は自覚していないことが多いようですが、「自分が一番辛い・頑張っている・痛みに耐えている」などの感情が先に立ち、意識のベクトルが完全に自分の中に向いている状態となります。他者の目にどう映るか、他者がどう思うかという視点には至らずに自己完結し、ある種自己愛的な状態に陥っていますよね。悲観的な思考も目立ちます。

  • 以前できていたことが痛みのためにできなくなった
  • 次はここの関節が痛みだした
  • こんなに痛んだから、あなただって手伝ってよ!

など家族の方に話をし、初めのうちは家族も真剣に聴いてくれますが、それが行き過ぎると精神的な負担につながることも多いようです。

 

2.満足感を得ることはあるのか

湧き水 池 水しぶき

心の水が満杯になることはあるのか

次に、マイナス思考から派生してよく議論されることが「満足感」についてです。リウマチの方は満足することがあるのだろうかという問いです。完璧主義かつ100%以上の結果を自分にも他人にも求めるあまり「これで十分、満足だ」と感じる方が少ないようです。

関節の痛みによりこれまで何の苦もなくできていたことが苦痛になるため、

  • 自分はこんなはずではない
  • もっとできるはずだ
    と現状に満足せず(満足できず)ハードルを上げてしまい、

その結果周囲の目には

  • こだわりが異常に強い
  • 認められるまでがむしゃらにやる人だ

などと映ってしまうようです。回し車に乗ったハツカネズミのようにも例えられます。本人も辛く、それを見ている周囲の方もどこかやりきれない気持ちになってしまいますよね。

子育て中のお母さんやお父さんは、お子さんとの関係にも注意する必要があると言われます。いつまで元気で子供の相手をしていられるかわからないという強い不安から、

  • 早く大人になってほしい
  • 早く自分の足で立ってもらいたい
    と無意識のうちに子供にプレッシャーを与えてしまうようです。

子供の意思とは反対に、「これではまだ教育が足りない」と早いうちから環境を整えたり、お受験戦争に巻き込んでしまったりと、親が先走ってしまうケースが多いようです。生涯発達の視点で見るならば、その年齢でしか持ち得ない感情や経験は必ずありますよね。お母さんに思いっきり甘えたい時期や、無条件の愛を受けても誰にも怒られない時期は、どんな子どもにも必要ですよね。幼少期の絶対的な安心感があって初めて、子供は健全に成長するのですから、お父さんお母さんがどんなに焦ってプレッシャーをかけても、それは逆効果となってしまうようです。

特に幼少期に母親との関係がうまくいかなかった場合や思いっきり甘えることができなかった場合などは、成長した後、その子の心の中に天使と悪魔のような激しい気持ちが生まれてしまったり、対人関係が少し偏ってしまったり、女性関係が乱れてしまったりと、辛いことになってしまう方もおられるようです。そうならないためにも、

  • 子供が欲しがる愛情を、必要な時期に、必要なだけ与えられるか
    が重要となるようです。

 

3.薬に対する恐怖を克服する

抗リウマチ薬 注射 メトトレキサート

検査結果に一喜一憂しないこと

リウマチは、難病と呼ばれる他の病気や原因不明の不治の病とは一線を画し、医学界では「克服されつつある病気」との認識が広まってきているようです。痛みと闘っている患者さんたちにとっては、生きるか死ぬかくらいの大問題であるのに、どういうことでしょうか。これには、薬の開発が大きく前進したという事実があるようです。

一昔前のリウマチ治療といえば錠剤や湿布を処方され、特効薬もなく、痛む関節を大事に大事に温めるようなイメージでしたよね。病院の待合室には年配の多くの患者さんが詰めかけて痛む関節をさすっていて暗い雰囲気…これがメトトレキサートという薬の登場により治療法が大きく前進したようです。メトトレキサート(🔗リウマチ学会HP)をアンカードラッグとして生物学的製剤や他の内服薬を組み合わせることが主流になってきているようです。リウマチを発症した方には、以下のような薬が処方されることがあります。

  • リウマトレックスカプセル、メトレート錠(抗リウマチ薬、成分名=メトトレキサート)
  • エンブレル、レミケード、アクテムラ、オレンシアなど(注射や点滴による生物学的製剤の投薬)
  • リマチル錠(抗リウマチ薬)
  • ボルタレン錠、ボルタレンSRカプセル(痛み止め)
  • プレドニン錠(ステロイド系の痛み止め)

生物学的製剤とはリウマチ治療における特効薬のような位置付けの薬です(🔗大阪府立急性期・総合医療センター)。3割負担で単価が10,000円前後と非常に高価な薬です。治療に踏み切ることをためらわれる方が多くいる中、ご自身がどのような生活を送りたいかという思いと、医療費をどこまで出すことができるのかが重要になるといいます。若い方であれば将来への不安から、痛むことのない関節を残しておきたい…現役でお仕事されている方ならば、痛みを全く感じないようにしたい…年配の方であれば、無理ない範囲で日常生活を送りたい…などたくさんの想いがありますよね。

病気に対する薬が開発されたことにより「克服されつつある病気」として認識されてきているわけですから、大変嬉しいことですよね。もちろん薬ですから、内服することで様々な副作用やリスクは高まりますが、そこさえクリアできれば、痛みとおさらばするための一歩を踏み出すことができますよね。リウマチの方の中には、病院で行う血液の検査結果を細かく調べ、少しでも検査結果の数値が基準値から外れていることについてとても心配する方が多くいらっしゃるようです。インターネットなどで薬の副作用などを細かく調べ、それを自分の症状と比べてしまいかえって抗リウマチ薬に対して不安になってしまうのでは安心して治療を続けることはできませんよね。

気になる検査結果があれば、自分で調べるよりは主治医に尋ね、生活上でどういうことに気をつければいいのかを自分の中で整理する方が近道のようです。主治医の多くは口をそろえて言います。「あまり心配しすぎないでください。血液検査の結果はきっちり把握していますから」と。薬の効果や検査結果を知りたい!というのはとても大事なことですが、それが行き過ぎると、かえって自分自身を追い込んでしまうことにもなりかねませんよね。

 

4.リウマチ気質から脱するために

雨上がり カタツムリ 草むら

粘着気質からの脱却

リウマチ気質からの脱却 ー そのためには、自分の意識を変えていかなければならないといいます。

  • 自分の意識を変えるという強い気持ちを持つ
  • 今おかれている現状を見つめる
  • まだこれだけのことができるんだと感謝する

少しずつ薬が効いてくれば「朝起きることがこんなにも楽になった」「朝のこわばりが少なくなった」など必ず変化が訪れるといいます。その次は日常生活の中でできることを自分自身で評価し、プラスに考えていくことができますよね。元々、何もせずとも一生懸命に頑張る気質ならば、「楽をする」くらいの感覚、少し力を抜いたくらいの感覚がちょうどいいのかもしれませんよね。現状に満足するということは、自分の中に余裕が生まれることだといいます。その余裕が「現状より少し上を目指してみよう」という気持ちを後押ししてくれるのかもしれません。

長い治療生活を心穏やかに豊かに、そして極めてこれまで通りの日常に近い暮らしをするには、精神面での自己管理が大事になりそうですよね。そしてプラス思考を持つことができるかが分かれ目になりそうです。中にはリウマチという病気のおかげで

  • 考え方が変わった
  • 生き方が変わった
  • 物事の捉え方が変わった

など「リウマチにありがとう」と感謝している方さえもおられます。そんな方に共通していることは、日常生活の中で「ありがとう」の言葉を意識して声に出しているようです。朝ご主人が入れてくれたコーヒーにありがとう、満員電車で席を譲ってくれた方にありがとう、声をかけてくれた職場の人にありがとう。なんでもないことに「ありがとう」を言う事で、自分の無意識に「感謝」の苗を植え付けているようです。「すみません」ではなく「ありがとう」であるといいます。日本人に多い「すみません」、何も悪いことをしていないのにとりあえず「すみません」と言うことは、何だかもっと具合が悪くなりそうですよね。

  • 几帳面すぎる  → 「ありがとう」を言ってから少し几帳面になる
  • 真面目すぎる  → 「ありがとう」を言ってから少し真面目になる
  • 一生懸命すぎる → 「ありがとう」を言ってから少し懸命になる
  • 粘着的である  → 「ありがとう」を言ってから少しこだわってみる

「感謝」の苗が大きく育った時、その景色は一体どんなものになるのでしょうか。

水 池 滝壺

コップの水を満たすための「感謝」

最後に…

ここまでの長文をお読みくださいまして、本当にありがとうございます。
本記事ではリウマチ気質から来るマイナス思考について

  • リウマチ気質の特徴
  • 満足感を得ることはあるのか
  • 薬に対する恐怖を克服する
  • リウマチ気質から脱するために

4つの側面から掘り下げました。

マイナス思考をクリアし、精神的な安定を得られることができれば、長い治療生活もこわくはありませんよね。

以上、
「闘病生活をより辛くしてしまうリウマチ気質 4つの特徴」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。