辛いリウマチ闘病生活を豊かにする3回の転機と3つの感謝

リウマチと診断され、今後長い生活の不安をどう乗り越えようかお考えの方へ。

リウマチの発症を悔やむことなく、心穏やかに毎日を過ごすことができれば嬉しいことですよね。

本記事では、自身の考え方を変える3回の転機と、生活を豊かにする3つの感謝についてご紹介いたします。

辛いリウマチ闘病生活を豊かにする3回の転機と3つの感謝

 

1.発症したことをプラスに考える転換点

狛犬 神社 眼差し

病気の現実を見据える

リウマチと診断された瞬間、多くの方は頭を抱えまてしまいますよね。

働き盛りの男性であれば仕事や家庭のことが真っ先に思い浮かぶといいます。女性であれば妊娠のこと、子育てのこと、毎日の家事のこと、仕事のことなど次々に心配事が出てきますよね。そして医療費、投薬の問題。初めからプラス思考ができる方はいないようです。最初は誰しもがマイナス思考に陥り、ある転換点を通じて徐々にプラス思考に変わっていくといいます。

その思考のターニングポイントはどこにあるのでしょうか。

  • 投薬の効果が出ている時(生物学的製剤の使用により痛みをほとんど感じなくなった時)
  • できなくなっていたことが以前のようにできるようになった時
  • 投薬を続けながらも、寛解状態に至った時

共通することは、治療の効果が出て痛みが和らぐ期間が続いているということですよね。この時に思考が徐々に変わるようです。痛みが強い時は精神的に追い詰められ、日々を無事にやり過ごすことで精一杯ですが、痛みが和らいだ時から、心にゆとり・余裕が生まれるようです。

それまでは「なんで自分がリウマチに?」「遺伝?」「誰が悪いの?」「こんなこともできなくなった」と、リウマチの原因探しや犯人探しの状態が続くようですが、それが「今朝はだいぶ楽になったかな」「痛みが和らいだから気分転換に少し外に出てみようかな」などと、自分の外に目が向くようになるといいます。

 

2.転換点を通過した後の思考とは

水しぶき 湧き水 滝

病気と共に生きるには

この時期から自分の体の使い方が分かるともいいます。

どこまで無理をすれば関節が痛むのか、どこまでならセーフか、自分自身で日常生活の行動を振り返ってコントロールできるようになるようです。体との対話がなされているとでもいうのでしょうか。対話ができるようになればこれまでの自分の行動パターンや思考のパターンに気づくことができますよね。リウマチになったことを悔いている時点では、後ろ向きに走っているのと同じで進歩がないといいます。

転換点を過ぎた後、多くの方が次のようにコメントします。

  • 無理した後に体が悲鳴をあげることがわかった
  • 無理する前に引き返すことを覚えた
  • このくらいでいいかと妥協できるようになった
  • しょうがないかと思えるようになった

それまでは妥協の「だ」の字も無く突っ走ってきた人が、病気を機に目の前の現実を受け入れた瞬間、人生観や価値観が変わり始めるようです。その根底には「できないことを悔いても仕方がない、できることを続けよう」という思考があるようです。それまでできていたことが痛みによってできなくなるというのは、精神的にもダメージの大きいことですよね。

中には「リウマチにならずこれまで通り仕事に突っ走っていたら、どこかで精神的に詰んでしまっただろう」とか「常に現状に満足しない自分を続けることで、ハツカネズミのように回り続けていたかもしれない」など、現代の心の病につながるような話も多々あります。

 

3.今できることに感謝する

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自分の内面に目が向く

これも多くの方が口を揃えて言うことのようです。

家事をひとつとっても、関節の痛みが出ている時と痛みがない状態で同じことをするのでは、天地の差があります。薬が効き始めた時に以前と同じことができるようになると大きな幸せを感じると言います。食事をした後の洗い物でさえも「痛みがなく洗えるって素晴らしい!」と感じることができるようです。中には張り切って体を使い過ぎてしまう方もおられますが、できないことができるようになるというのはそれほどまでに嬉しいことであるようです。

特に生物学的製剤の治療を始めたばかりで痛みが和らいだ方は、感動すら覚えるといいます。リウマチになったからこそ、それまで当たり前だと思っていた普段の何でもないことが幸せと感じられるようです。

  • 家で飲む1杯のコーヒーが美味しく感じられた
  • お湯を沸かしたケトルを持つことができて幸せを感じた
  • 近所のスーパーにひとりで買い物に行くことができた

これが幸せの原点なのでしょうか。

些細なことに幸せを感じて生きていくことができれば、リウマチはもはや憎むべき敵ではありませんよね。目の前にある「当たり前」という幸せに気づかせてくれた、ある意味ありがたい病気であると。

リウマチ発症の意義を次のように捉えている方が多いようです。

  • それまでの物事の捉え方・思考を転換するということ
  • 今の現状に感謝した上で先を目指すということ
  • 自分の生き方に「これでいいのか?」と疑問を持つきっかけであること

 

4.人の心の痛みがわかるようになる

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人を許すことができるようになる

それまで健康であった頃に比べ、自身がリウマチになって毎日の痛みと闘いだすと、急に人が変わったように優しくなる方が多いようです。自分の意思でコントロールできない病気と向き合うには、諦めや妥協、寛容さが必要になるといいます。それまで何の苦もなくできていたことが苦痛になる時、どこか悲しさや悔しさを感じ、次に妥協、寛容さにつながってくるようです。

元気だった頃には「あの人はなんでできないんだ?」「なまけてる人は嫌い!」とトゲトゲしい思いでいっぱいの感情から、「あの人も何か事情があるんでしょう」「できないんだからしょうがないよね」と、人を許すことができるようになった、と多くの方が言います。「人を許す」とは、相手の行動によって感情的に振り回されている自分を、自由にすることでもありますよね。些細なことにイラだつ自分をリラックスさせてあげることも必要かもしれませんよね。

リウマチとうまく付き合うには、ストレスをためないことが大事であると言います。根詰めたり、自分を過剰に追い込んだりすると、体の免疫が下がってしまうようです。自分が何をしている時が一番リラックスできるかを考え、それを中心に生活していくことができれば嬉しいですよね。

他人が自分にしてくれたことに、素直に「ありがとう」と言える気持ちが湧いてくれば、心豊かな人生の始まりなのかもしれませんね。

 

5.自然や動物を愛する気持ちが湧いてくる

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心の癒しとなる動物たち

自然や動物たちにこれまでよりも深い愛情や感動を覚える方も多いようです。

それまでは気づかなかった窓からの景色やベランダに来てくれるスズメや野良猫にも愛情を感じて「今日も来てくれてありがとう」とうれしくなってしまう方も多いようです。本能で生きている動物たちの姿を見ることで、彼らとの対話が始まるようです。そうして優しい気持ちになればなるほど、自分の体にも優しくなることができますよね。朝起きて、痛む関節に話しかけて調子を尋ねてみることも体との対話です。

そしてリウマチと上手に付き合うには、規則正しい生活を送ることが大事ですから、早朝に朝日を浴びたり部屋の空気を入れ替えたりと、自分が心地よい環境を作っていく必要がありますよね。痛みが治まれば、休日に近所を散歩したり自然の中に飛び出したりと、一歩一歩できることから行動範囲を広げていけばいいんだと多くの方が実践しているようです。

深い愛情や感動を覚えるものを挙げてみます。

  • ベランダに来る小鳥やスズメ
  • 近所の野良猫や犬
  • 朝の澄んだ空気
  • 雪が降る前の張り詰めた空気
  • ベランダに積もった雪の結晶
  • 西の空に沈む夕日
  • 草むらに潜む虫の音色
  • 桜の花吹雪
  • 芽を出した球根
  • 蕾が膨らんだ木々の枝

どれもみな、自然界が作り出した美しいものばかりですよね。注意を払わないと気づくことはないようなものばかりです。

 

6.「ありがとう」と言えるようになる

夕日 夕陽 海

いつもの日常が何よりの幸せ

人の心の痛みがわかって人を許すことができるようになり、動物や自然への愛が出てくれば自然と感謝の言葉が口に出てくるようです。自分を支えてくれる周りの人に「ありがとう」、家族に「ありがとう」、そして痛みが治まってできることがひとつずつ増えていけば、それらに対しても「ありがとう」と感謝できるようになりますよね。

リウマチの方は完璧主義かつ100%以上の結果を自分にも他人にも求めるあまり「これで十分、満足だ」と感じる方が少ないようです。リウマチの方は満足することがあるのだろうかという問いですよね。どこまでも満足を求めるあまりがむしゃらに動く姿は、回し車に乗ったハツカネズミのようにも例えられます。本人も辛く、それを見ている周囲の方もどこかやりきれない気持ちになってしまいますよね。常に向上心を持ちながらも、心のどこかで「ここまでやってこれて幸せです。ありがとう」と意識して感謝することが、自分を次のステップに押し上げてくれるのかもしれませんよね。

自身の状況を客観的に見ることができるようになるには、痛みが和らぐ期間が必要ですし現時点では薬での治療が欠かせませんよね。リウマチと診断されたら治療方法を決定し、体に合う治療薬を見つけ、痛みが治まるまで待つことが近道のようです。痛みが治まれば外に目が向きます。そこからが本当のスタートであると言えそうです。

「人の痛みがわかる」→「自然や動物への愛情」→「ありがとう」と、順を追って本サイトのテーマである「ありがとう」へと繋がっていくものです。一生付き合っていく病気だけに、自分自身の感情ともうまく付き合うことができれば最高ですよね。

焚き火台 野原 snow peak

自分と向き合うことでプラス思考が生まれる

最後に…

ここまでの長文をお読みくださいまして、本当にありがとうございます。

長い治療生活の中で、精神状態をキープし続けることは簡単ではありませんすが、あらゆることへの感謝が、リウマチの発症を後悔しなくて済む秘訣と言えそうです。

以上、
「辛いリウマチ闘病生活を豊かにする3回の転機と3つの感謝」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。