月40,000円のリウマチ治療費を捻出する5つの方法

リウマチの治療を始めた方で、高額の医療費を払っている方へ。

少しでも医療費が抑えられれば家計にも余裕が出てきますよね。

本記事ではリウマチの先輩方が実践している、治療代を捻出する5つの方法をご紹介いたします。

月40,000円のリウマチ治療費を捻出する5つの方法

 

1.シビアに家計簿をつける

家計簿 レシート ノート

収入に限りがあれば、支出を減らすしかない

「家計簿なんてリウマチになる前からつけてるよ!」とおっしゃる方がほとんどですよね。しかしその家計簿は意外と自分たちに都合いいように書かれていることも少なくないようです。「今月は春に着る服をたくさん買っちゃったけど、雑費が少し浮いたから雑費にしちゃえ!」とか、臨時出費で赤字になりそうにも関わらず、「臨時出費はボーナスでなんとか埋め合わせするから今月も黒字!」なんて都合のいい帳簿になっていることもあるようです。特に1ヶ月あたりの固定出費と臨時出費を分けて計算してみると、臨時出費は馬鹿にならないことが多く、固定出費は切り詰めているのに貯金ができない!ということも多々あるようです。

旦那さんの毎月の小遣いをまとめて◯◯万円!と計算するのは一般的な方法ですが、本当に節約しようと思ったらどんぶり勘定になってしまいますよね。もらう方は「月の前半は節約して後半に小遣いが余れば使ってしまおう!」となってしまいますから、あればあっただけ出ていくのは当然です。それよりは、コーヒーやお茶をマイボトルに入れて持って行かせたり、朝ごはんにおにぎりを持たせたりと工夫している方もおられるようです。コンビニで買い物をした場合でも、細かく領収書をもらい、1ヶ月に1度は計算してみるなど少し「みみっちく」なることも家計簿をシビアにつけることにつながりますよね。

自動車税や市県民税、固定資産税やマンションの修繕積立金・管理費なども立派な固定出費になります。全ての費用を12ヶ月で割って1ヶ月あたりのコストを計算した結果、マンションを売って一生の医療費を現金で確保し、あとは月々のローンを支払いながら家計を少しでも黒字にしていくことも一つの方法のようです。

 

2.家計を徹底的に見直す

家計簿 Numbers Excel

「治療費は、固定出費」

「治療費=固定出費」この感覚を持った人は、次に何を削ったらいいかを考えるようです。例えば、服飾代や仕事帰りの付き合い費用、外食の費用などを減らすようです。とはいえ、何かを一気にやめてしまうことはできませんし、逆に大きなストレスになってしまいますから、

  • ひと月に買う服や靴を1万円分減らしてみる
  • 週に2回の外飲みを1回に減らしてみる
  • 家族との外食を月に2回までにしてみる

など、あらゆる支出を少額ずつ減らすことで全体として医療費をひねり出すことができるようです。まさに「チリも積もれば…」の発想ですよね。その他、週末しか乗らない車を手放してランニングコストを削減するなど、毎月の固定出費となりうるものを削ることもオススメのようです。

生物学的製剤の投与を始めた方は、1ヶ月あたりの薬代が(3割負担で)4万円や5万円に上ることも多々あるため、定期的に自己注射したり点滴を受けている方は医療費を固定出費としてカウントしているようです。会社の健康保険組合や共済組合などに加入している方は1ヶ月あたり3万円前後の自己負担で済むようですが、それでも一生涯の治療費を計算すると恐ろしいことになりますよね。会社の健康保険があるおかげで月々3万円弱で済んでいる方が30歳から65歳まで35年間治療費を払い続ければ、

  • 35万円(1年間あたり)×35年間=1,225万円 となってしまいます。

一生、その企業に勤めることができたとしても、マンションのローンや教育ローンなどがあれば、月々の支払いは地獄のようなものになってしまうことが想像できますよね。治療費を払い続けたとしても余裕のある生活を送るには、何を犠牲にしたらいいか、取捨選択が迫られるようです。

 

3.ジェネリック医薬品や治験を検討する

メトトレキサート 注射 胃薬

治験制度やジェネリック医薬品について相談する

治験制度を使うことによって、治療薬の費用を浮かすことはできますが、「治験って人体実験でしょ!?私は嫌だ!」という方もたくさんいらしゃるようです。どういうことでしょうか。

厚生労働省のHP(🔗厚生労働省のHP「治験について」)によると治験とは、

  • 化学合成や、植物、土壌中の菌、海洋生物などから発見された物質の中から、試験管の中での実験や動物実験により、病気に 効果があり、人に使用しても安全と予測されるものが「くすりの候補」として選ばれます。この「くすりの候補」の開発の最終段階では、健康な人や患者さんの協力によって、人での効果と安全性を調べることが必要です。こうして得られた成績を国が審査して、病気の治療に必要で、かつ安全に使っていけると承認されたものが「くすり」となります。
    人における試験を一般に「臨床試験」といいますが、「くすりの候補」を用いて国の承認を得るための成績を集める臨床試験は、特に「治験」と呼ばれています。

治験に参加する場合、通常の診療に比べて通院や検査回数が増えることがありますが、

  • 診察待ち時間を短くするように、治験専門の外来診察の設置
  • 服薬指導や患者さんの相談を受ける専任の看護師・薬剤師の配置
  • 治験や健康などに関する質問や相談に応じる治験相談窓口の設置
  • 治験を依頼している製薬会社による治験薬を使用している期間中の検査費用と一部のくすり費用負担
  • 一定の範囲での通院の交通費補助

などの補助があるようです。フルタイムでお仕事をしながら治療している方には難しい制度かもしれませんが、どうしても医療費を捻出することはできないけれども、生物学的製剤などを使って積極的に治療していかなければいけない状況にある!という時に有効な方法であるようです。自宅で治療をしている方には、検討できそうな制度ですよね。

 

4.医療費を軽減する3つの方法

通知書 給付金

高額療養費制度や職場の健康保険制度を知る

医療費を少しでも軽くするための方法は主に3つあります。

  1. 高額療養費制度(負担限度額認定証を作る)を使う
  2. 勤め先の健康保険制度を使う
  3. 確定申告をして所得税を取り戻す

①高額療養費制度とは、「同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(🔗自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。70歳未満の方で、医療費が高額になることが事前にわかっている場合には、「🔗限度額適用認定証」を提示する方法が便利です。」(🔗全国健康保険協会

限度額適用認定証を病院の窓口で提示することで、支払いが限度額までで済むというものです。手術や高額な治療をする時に有効な制度であり、リウマチの方が頻繁に使うことはないようですが、特に自営業の方にとっては嬉しい制度ですよね。健康保険組合制度や共済組合制度に加入できるサラリーマンならば自己負担の限度額は3万円程度になることが多いようですが、自営業の方にはそのような手厚い保険はありませんよね。

②2つ目は勤め先の健康保険制度や共済組合制度からいくら給付金が出るのかという確認です。同時に、毎月の医療費の上限を知っておくことも必須ですよね。概ね2ヶ月後に上限額を超えた分が給与支払い口座に戻ることが多いようです。

③3つ目は、毎年1月から12月までにかかった医療費を計算して、2月16日から3月15日までの間に所得税の確定申告を行うものです。

  • 1年間に薬局や病院の窓口で支払った金額を計算する
  • そこから生命保険や社会保険などで補填される金額を引いて、差引金額を出す
  • 1年間の所得金額に0.05をかける
  • 0.05をかけた金額と10万円、どちらか少ない金額を差引金額から引く
  • その額が、医療費控除として申告できる額になります

年収450万程度、年間の医療費の支払い(差引金額)が30万円程度の場合、約1万円の所得税が戻ってくるようです。これを30年続ければ、30万円返ってきますから、決して無視できない数字ですよね。

 

5.収入を増やすことを考える

Mac コーヒー テーブル

無理ない範囲で少額から稼ぐ

1から4の方法を実践してみても医療費が出せない場合、最後は思いきって収入を増やす方向へ舵を切る方もおられるようです。「遊ぶために働く!」というよりは、「薬代を稼ぐ!」と割り切って仕事をする感覚なのでしょうか。在宅で治療している方であれば、パソコンを使ってライターやデザインのお仕事をしたり、外に出られるくらい回復しつつある方ならば、短時間のパートに出るという方法がありますよね。中には家の外に出ることで気分転換ができたり、生活リズムにメリハリが出てきた!という方もおられるようです。

もちろん、フルタイムで全力で働くというのではなく、4〜5万円の薬代が稼げればいいという感覚で、決してストレスをためず寝れば疲労回復する範囲内で働くことが大事なようです。午前中は自宅でゆっくりして午後に数時間働き、夕方から夜までに仮眠を取れるようなリズムならば、無理なく働くことができますよね。なかには仮想通貨のトレードを専門にしたり、株やFX、投資信託を始める方、金銭的に余裕のある方は不動産投資をするなど、自分が動かなくてもお金が入ってくる方法を探す方もおられます。

また、リウマチが発症する前はフルタイムで働いていて、退職後に発症してしまったという方には「一度仕事を離れた後の再就職の辛さ」が大きいようです。生活のリズムも戻さなければなりませんし、通勤のストレスもありますよね。そんな方は、これまでの自分のキャリアや強みを生かすことのできる短時間ワークから始める方が多いようです。「職場の理解がある事」「ストレスが少ない事」「体力的に長続きする事」を条件に探していきたいものです。

丸木橋 小川

一歩ずつ確実な方法で治療代を作っていく

最後に…

ここまでの長文をお読みくださいまして、本当にありがとうございます。
関節リウマチは一生の付き合いとなる病気ですが、治療代の心配も一生付きまといますよね。

  • 家計簿をシビアにつける
  • 家計を徹底的に見直す
  • ジェネリック医薬品や治験を検討する
  • 医療費を軽減する3つの方法
  • 収入を増やすことを考える

できることから一歩一歩スタートし、リウマチの寛解と経済的な安心を手に入れたいものです。

以上、
「月40,000円のリウマチ治療費を捻出する5つの方法」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。