旅することにありがとう

旅をこよなく愛する方で、年に何度も旅行に行き、さらに旅の新しい魅力をお探しの方へ。

人を何度も旅することに駆り立てるものは一体なんでしょうか。

本記事では「旅することにありがとう」と題し、旅することで得られる4つのありがとうをご紹介いたします。

旅することにありがとう

 

1.まだ知らぬ景色へありがとう

朝焼け 海 北海道

北海道の海で朝焼けを見る

旅に出て見知らぬ地へ足を踏み入れること、それは大変にエネルギーを必要とする行為ですよね。これまで自分の価値観が通用してきた生活の地を離れて見知らぬ地へ降り立った時、独特の緊張感や襟を正すような感じがすると多くの方がいいます。空港を降りて初めの一歩を踏み出す時、新しい土地に対して挨拶をする方もおられます。「わたしは○○です。○○のためにここにきました。これから○日間よろしくお願いします」と挨拶することで、その土地に対する怖さや先入観などの感情をリセットし、ニュートラルな気持ちで旅をスタートさせることができます。

そして美しい景色に出会った時、衝撃的な光景に出会った時、人の心は揺さぶられ自分の価値観がいったん崩れ、そこから新しい価値観が組み直されていきます。息をのむほどの夕日や果てしなく続く青々とした海、計算し尽くされた古代の建造物や紀元前の遺跡、超高級ホテル、高層階から望む夜景、ふとした瞬間に立ち寄った路地裏、メディアでは見ることのできない貧富の差、どれをとってもその土地に出向かなければ出会うことのできない景色です。

旅に出て必ず出会うもの、そしてまず初めに出会うものが「景色」ですよね。その景色に出会えたということ自体がとても神聖なことであり、出会えたというタイミングにさえも「ほんとうによかった」と感謝の念を抱いてしまうものです。

 

2.新しい出会いにありがとう

旅人 語らい 出会い

旅先で出会った人との語らい

景色の次に出会うもの、それは人です。機内のアテンダント、旅人を迎えるホテルの従業員、レストランの店員、靴磨きの職人、観光地で出会う旅人、お菓子をねだる子供、路上に飛び出し車の窓を拭いて小遣いをもらおうとする子供、ガソリンスタンドの店員…他人と出会わない旅はありえませんよね。特に最初に接する人やお世話になる人に対して、その時に自分がどういう心持ちで接することができるかはその旅の良し悪しを決めると言っても過言ではありません。そのためには常に自分がニュートラルな気持ちでいること、最初に出会う人に最大限の感謝の気持ちを持って接することであるといいます。

そしてほとんどの方が、旅先で出会った人との関わりは一期一会となることでしょう。この広い地球上でその場所でそのタイミングでなければ出会わなかった人との一瞬の会話やさりげない笑顔、そんな時に相手と気持ちの良いコミュニケーションをとることはとても尊いことです。その方の器が試されるとでもいうのでしょうか。新しい地に足を踏み入れる前に心を落ち着け、その土地に挨拶をし、初めに出会う人と最高のコミュニケーションをとりたいものです。

 

3.帰る家があることにありがとう

コテージ ログハウス キャンプ場

旅先で泊まるコテージに自宅を重ねる

旅の後には人は必ず自分の家に帰ります。「帰るところがあるから旅は楽しい」とも言いますよね。帰るところがなかったら果たして旅は楽しいのでしょうか。家に帰れば、いつもの生活が待っています。家族が待っています。仕事が待っています。旅は緊張感の連続です。いつもは玄関の扉を開けるのに気が重いけど、旅から帰った時はなんだかほっとするという方はたくさんおられます。家の玄関を開けた時「やっと帰った…」と心からの安堵感に包まれて、そのまま玄関やソファーで眠りに落ちてしまうことでしょう。「そこに帰る家があってよかった」、こんな気持ちなのかもしれません。

あるいはなかなか日常生活に戻れない方もおられるかもしれません。空の青さが美しすぎて…心を打たれすぎてどこか穴が空いてしまったようだ…など、ド級の体験をされた方ほどいつまでもいつまでも旅の余韻を楽しんでおられるようです。空が青すぎて日常に戻れないなんて旅に出なければ得られない感覚ですし、そんな方はどこか魅力的でとても素敵ですよね。その感覚がまた、その方を旅へと誘ってくれます。ー「なぜあなたは山に登るんですか」山登りの方は口をそろえて言います。「そこに山があるからです」これと似た様な感覚で「もう一度あの夕日が見たい」「あの景色に会いたい」、そこにその景色があるから人はもう一度旅に出るのではないでしょうか。

 

4.命あることにありがとう

夕日 海 感謝

沈む夕日に命あることへの感謝をする

「旅に来ることができてよかった」「この人に出会えてよかった」「この景色に出会えてよかった」全ては命あってのことです。もちろん命の危険を伴う旅もあることでしょう。飛行機事故にあったり、現地での紛争に巻き込まれたり、強盗にあったり、遭難したり熊に襲われる日もあるかもしれません。今この瞬間に命あることに感謝すると全てが受け入れられる、多くの人はそう言います。

旅から帰り日常に戻った時、それまで嫌だった仕事や嫌な人間関係、嫌な上司、数字のノルマなどそれまで苦痛に思えていたことがどうでもよくなる瞬間があると言います。極端な言い方にはなりますが、非日常を体験することで命の保障がなくなり、自分の価値観が揺らぎ、新しい自分となって元の世界に戻ってきたからということになるでしょう。旅に出たことによって他人が経験しないようなことを経験し、それを内に秘め、日常に戻った人にはある種の自信や余裕が垣間見えます。旅によって人が成長した証でしょう。そして無事に日常に戻れたことに対して心から感謝をする、このサイクルが自分自身を次の旅へと背中を押してくれます。

旅することと「ありがとう」と感謝をすること、一見無関係のことのようにも思えますが、この2つは背中合わせの関係ではないでしょうか。感謝をすること、そして心を無にすることによって、旅先で出会う目には見えない力がご自身を美しい景色や出会いへと導いてくれます。そのためには先入観や心にしこりを持ったままの旅ではあまりにも勿体無いことです。洋画のワンシーンではよくこんなシーンがみられます。白の高級スーツにサングラス、大きなキャリーを持った人が砂埃舞う地に飛行機から降り立ち、ハットを取って胸に手を当て遠くを眺めしばらく立ち尽くすー新しい地を踏む前に心をクリーニングしているようにも見えます。

海 沖縄 サンゴ礁

人の価値観を変えてしまうほどの美しい景色

最後に…

ここまでの長文をお読みくださいまして、本当にありがとうございます。
本記事では「旅することにありがとう」と題し、

  • まだ知らぬ景色へありがとう
  • 新しい出会いにありがとう
  • 帰る家があることにありがとう
  • 命あることにありがとう

の4つをご紹介しました。

この世界には、知らないだけでたくさんの美しい景色や新しい世界があります。それらに出会えることは人生の醍醐味ですよね。命ある限り、一つでも多くの心を打たれるような経験をすることで自身の心を磨き、高尚な感覚をまとった人間へと成長していきたいものです。

以上、
「旅することにありがとう」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。