辛い心の寂しさを優しく埋める4つの方法

小さい頃に開いてしまった心の穴を埋めたいとお考えの方へ。

「どこか寂しい」「空虚感がある」「異性に自分の親を重ねてしまう」そんな気持ちになるとほんとうにつらいですよね。

どうしたらそれらの気持ちをクリアできるのか、乗り越えられるのか、寂しさが埋まる方法を考えてみます。

辛い心の寂しさを優しく埋める4つの方法

 

1.小さい頃の思い出と記憶を振り返る

写真 記憶 父親

誰にでもある小さい頃の記憶

心に穴が開いてしまった場合、「満足ではなかった」「もう少し愛されたかった」など、過去に親にしてほしかったメッセージが必ずあるようです。その気持ちを大きくなってからもう一度感じ直すことで、それまで言葉にならなかった自分の辛さや思いが形になり言葉になり、それが何であったのかがわかってくるようです。

  • 思い出と記憶

小さい頃の親との思い出がないという方は確かにいらっしゃいますが、ほんの少しでも愛情を受けていれば、思い出はなくても何かを「してほしかった」という記憶はかならずありますよね。「なかった」こと「してほしかった」ことに意識が引っ張られてしまい、思い出が無いと言ってしまいがちですが、「してほしかった」と思うこと自体、「してもらえなかった」ことが辛い記憶となってインプットされています。

親子が遊んでいる姿を見たときに、こどもがお母さんに抱っこしてもらっているとき、転んで泣いているときなどに自分の辛い記憶を思い出します。自分もあんな風に抱っこしてほしかった、泣いたときに抱き上げてほしかった、もう一回抱きしめてほしいって。そういう気持ちが一瞬でも頭の中をよぎれば、それはもう記憶と呼ぶことができるのではないでしょうか。

  • 思い出と記憶をつなぐもの

思い出は断片的なもの、記憶は思い出よりもはっきりしているものですよね。その2つをつなぐものは感情です。「楽しかった」「辛かった」「嫌だった」「嬉しかった」記憶に感情が入ることで思い出に昇華します。記憶が記憶のままであるのは、その時に受けた感情を自分の中でクリアできていないからだと言います。衝撃を受けた時にその感情を繰り返し噛みしめたならば、記憶から思い出に昇華されます。

 

2.自分は満足できたのかを振り返る

たんぽぽ 心 豊か

愛情により培われる豊かな心

  • 愛情の総量<満足する少しの愛情

「自分は愛情を受けていなかった」と感じてしまう方もいます。それは満足いくまでに何かをしてもらえなかったからと言います。満足いくまでにお乳を飲ませてもらえなかったから、満足いくまでにぎゅーっと抱きしめてもらえなかったから、満足いくまでに遊んでもらえなかったからなど、愛情は受けているのですが何かの理由でいっぱいもらえなかった過去があるようです。「もう十分だよ、おかあさんありがとう」って顔に出るくらいにもらえたならば、愛情を受けなかったなんて思わないのかもしれません。

  • 「こんなに手をかけたのに」

愛情を受けなかったなんておかあさんに言ったなら、それは悩むことでしょう。そんなはずはない、これだけ手をかけたのにと。おかあさんの感じ方とこどもの感じ方は明らかに違います。「これこれをやった」「どこそこに行った」「なになにを食べた」という思い出はあっても、こどもにとって大事なのは、どれだけ自分の方を見てくれていたのか、どれだけ自分を満足させてくれたのか、量よりも質ですよね。でも巨大な要求です。「おかあさんからの愛情を独り占めにしたい」「自分だけを見ていてほしい」。手をかけることと、こどもの要求を満たしてあげることはまったく別物なのかもしれません。

 

3.記憶の断片をたどる

ものづくり 子供 写真

「三つ子の魂百までも」

  • 濡れた長靴を取り替えてくれたおかあさん

心の穴を抱える多くの人が持っている記憶。それを掘り起こすうちに涙がこぼれたり、感極まって声を出したり、叫んだり、感情の出方は人それぞれですよね。こんな記憶があります。母はわたしが生まれる前から関節リウマチという病気でした。薬が効かず体の調子が悪くなると、歩くことも重いものを持つこともままならない病気です。わたしが小学生の頃の夏休み、いとこを連れて洞窟探検に出かけました。「体が動くうちに鍾乳洞に入ってみたい」母はのちにそう言っていました。洞窟に入り始めて間もなく、泉があるところでわたしは長靴の中に水を入れてしまいした。長靴の中が濡れてしまって歩くのが嫌になったわたしに、母は自分の長靴と取り替えてくれました。もちろん母のリウマチは足にも症状が出ていましたし、濡れた長靴で歩くことは想像を超える辛さだったろうに、わたしの長靴と取り替えてくれたのです。

記憶とも思い出とも区別できないこのエピソードを思い出すと、自然に涙が出てくるのです。自分の快適さを犠牲にしてまでわたしを思うおかあさんの気持ちに胸をわしづかみにされ、すぐに「ありがとう」という気持ちは出ないけれども先に涙が溢れてくるのです。行きや帰りの道のりは全く覚えていないけれども、長靴の場面はしっかり覚えていました。

どんなひとにも記憶の断片はありますよね。それを思い返すことで、記憶に隠れた感情が刺激されます。そして感極まる、そんな体験が必要なのではないかと思うのです。

 

4.写真を見返す

アメジスト 数珠 パワーストーン

割れてしまった記憶のパーツを集める

  • おかあさんと一緒に写真を見る

一緒に小さい頃の写真を見返すこと、その時にどんなことがあったのかどんな気持ちであったのかについてもう一度感じ直しをすることは、親子の関係を修復する上で重要なことと言われています。心の中に無数に散りばめられている記憶の断片を拾い集めて記憶を思い起こし、「平穏」というかけらに変えて開いた心の穴の中に落としていくのです。

記憶の断片で穴がいっぱいになる時がゴールです。人それぞれ穴の深さは違います。必要なかけらの数も違います。何年かかるかはわかりませんが、穴を埋めていく作業、その過程が重要なんだと言います。途中から穴を埋めるスピードが速くなるかもしれません。気づいた時には穴がどこにあったのかわからなくなるかもしれません。穴が埋まったら何をしようか、埋まるってどんな気持ちになるんだろうと、完全に埋まるその日その瞬間が楽しみですよね。一歩一歩、ゆっくりじっくり進んでいくしかないようです。

ツツジ 花

穴が埋まった後に見える景色とは

最後に…

ここまでの長文をお読みくださいまして、本当にありがとうございます。
本記事では「辛い心の寂しさを優しく埋める4つの方法」と題し、

  • 小さい頃の思い出と記憶を振り返る
  • 自分は満足できたのかを振り返る
  • 記憶の断片をたどる
  • 写真を見返す

の4つをご紹介いたしました。

小さい時に空いてしまった穴を埋め、幸せと感謝を感じて生きていきたいものですよね。

以上、
「辛い心の寂しさを優しく埋める4つの方法」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。