橋にありがとう

普段何気なく渡ってる足元の橋に感謝したい方へ。

日常生活の中に橋が無かったらと考えると、現代の生活はとても成り立ちませんよね。

本記事では「橋にありがとう」と題し、3つの感謝をご紹介します。

橋にありがとう

 

1.橋の歴史にありがとう

橋 丸木橋 苔

橋の始まりである丸木橋

現代のように土木技術が発達する以前、偶然にも自然の木が倒れているのを見つけたことが橋の始まりとされています。やがて山から木を切り出し、橋をかけたい場所に置き足場を固めて…と土木技術が発展してきました。日本では古く弥生時代の集落から、堀を超えるための橋の跡が見つかっているようです。人の行き来に物資の運搬に、丸木橋は大きく貢献してきました。そして何よりも丸木橋のある景観が美しいですよね。日本の原風景とでもいうのでしょうか。遠くに山を望み、小川やちょっとした谷を越えるためのものとして日常生活にとけ込んでいますよね。今では、渡ることのできる丸木橋はめっきり減ってしまいました。山深くの登山道やひとけのない場所にかかっているような丸木橋を見ると、ワクワクしますよね。

ところで人柱と聞くと、ドキッとする方もたくさんおられますよね。現代では、何かの成果を得るための犠牲になる人を指して使われる言葉ですが、いにしえの日本では字のごとく、大きな建築物の着工前や氾濫の多い川に橋をかける時に、鎮魂や工事の成功を祈って、生きた人間を土中に埋めるということも行われていたようです。そんな恐ろしい人柱伝説は、各地の郷土史や沼・河川近くの看板から知ることができます。それだけ橋作りは難しい技術であったことが伺えますよね。土木技術が発展するとともに人柱の必要はなくなり、人間は多少なりとも自然をコントロールできるようになってきました。橋の歴史を知るには鹿島建設の「🔗建設博物誌」が大変参考になります。「橋のはじまり」「世界の橋」「つくる技術」「コラム」と4つのコンテンツを楽しむことができます。

 

2.土木技術にありがとう

橋 影 川

土木技術の発展に感謝

現代の橋造りの技術はどこまで進んでいるのでしょうか。以下のサイトでは、橋作りに関する最新の技術を知ることができます。日本の明石海峡大橋は、現時点では世界最長の橋です。橋の構造を知ることができれば、橋を見たとき渡ったときに「この橋はどういう仕組みなんだろう」と興味を持って見ることができますよね。

そして、もう一つは芸術としての土木技術への感謝です。長崎市の中島川にかかる眼鏡橋をご存知でしょうか。日本初の石造りのアーチ橋として1960年に国の重要文化財に指定されました。そんな眼鏡橋にまつわる歴史や日々の変化を記録しておられる、大変貴重なサイト🔗眼鏡橋日記をご紹介いたします。

「長崎の中島川に架かる眼鏡橋のお話です。日本初の石造りアーチ橋…たぶん、誰もが知っている橋…誰もが眼鏡橋を後に置いて、いっしょに写真を撮るでしょう。そんな眼鏡橋のうつろいを、毎日お届けします。(🔗眼鏡橋日記より)」

こんな優しいタッチで始まる眼鏡橋日記、2008年3月から2010年4月まで毎月さまざまな写真が掲載され、また「番外編」という記事も豊富に情報が詰まっています。「🔗番外編8」には、眼鏡橋の構造が写真とともに細かく記されています。「欄干」「親柱」「控柱」「束石」「擬宝珠」…専門用語が飛び交い、1634年の建築時にはどんな人たちが渡っていたのだろうと想像が膨らみますよね。建築から400年近く、幾度かの修理を経ても尚、同じ場所に位置する様は圧巻ですよね。

 

3.橋を支える人たちにありがとうー8月4日は「橋の日」

阪神高速道路株式会社 HP 技術

阪神高速道路株式会社ー橋を支える様々な方に感謝

日本には「🔗橋の日」があります ー 平成6年、日本記念日協会が8月4日を「橋の日」として制定しました。宮崎「橋の日」実行委員会が「橋の日」を全国に広め、さまざな啓発活動を行っています。普段何気なく利用している橋に感謝し、橋の役割を再認識し、郷土愛を持ち、道路・河川の愛護や浄化への意識を高めることが目的のようです。昭和62年に宮崎市内にて第1回「橋の日」イベントが開かれました。それ以降シンポジウムや記念イベント、講演会、橋の歌、ポスター制作、パネル展と全国に広げるべく活動しておられます。

橋への感謝を表す活動と、大阪府の企業のサイトをご紹介いたします。

  • 「🔗橋洗い」;なにわ八百八橋「橋洗い」実行委員会が主催し、85歳を迎えた桜宮橋(銀橋)をみんなの手で磨こうという志のもとに行われたイベントであるようです。目の前にあるもの足元にあるものに感謝しようとする心意気、関西人らしくて素敵な発想ですよね。
  • 「🔗阪神高速 技術の力」;阪神高速道路株式会社が運営するこちらのサイト、“変わらないいつもをつくるのは、変わり続ける覚悟と矜持(きょうじ)”とのキャッチコピーを掲げ「人」「物」「技」「防災」の4つのコンテンツから成り立っています。トラス橋として日本最長の「🔗港大橋」、「🔗東神戸大橋」「🔗天保山大橋」の3つの記事から力強さがひしひしと伝わってきます。

橋の建設に携わった会社、保守点検の技術者、監視システムの技術者など多くの人によって支えられています。橋を通じて建設に携わった人たちを一つに「つなぐ」という役割も、橋の大きな魅力かもしれませんね。

丸木橋 苔 橋

様々なドラマを生み出す「橋」

最後に…

ここまでの長文をお読みくださいまして、本当にありがとうございます。
本記事では「橋にありがとう」と題して、

  • 橋の歴史にありがとう
  • 土木技術にありがとう
  • 橋を支える人たちにありがとうー8月4日は「橋の日」

をお届けしました。

普段車や自転車、そして靴の裏で渡っている橋に感謝することができれば街への見方も変わってくるかもしれませんよね。「どうしてここに橋があるんだろう?」「橋ができる前はどうやっていたんだろう?」「この橋はいつできたんだろう?」「この橋にはどんなドラマがあるんだろう?」と疑問を持つことで、お住いの郷土史を開くきっかけになれば嬉しいですよね。

以上、
「橋にありがとう」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。