ノシャップ岬にありがとう

ノシャップ岬にありがとう北海道の岬をこよなく愛する方で、日本海を見ながらオロロンラインを北上あるいは南下したい方へ。

稚内市の先端にあるノシャップ岬をご存じでしょうか。

本記事では「ノシャップ岬にありがとう」と題し、4つの魅力をお伝えいたします。

ノシャップ岬にありがとう

 

魅力1.日本海にありがとう

ノシャップ岬 海

遠くに望む利尻・礼文島

北海道を車やバイクで旅する方に愛されている岬のひとつ、それがノシャップ岬や宗谷岬です。いずれも北海道の北端に位置し、自家用車で周る方が苫小牧港で下船後、北を目指す時の終着地点として有名ですよね。飛行機で北海道に到着した方で新千歳空港からレンタカーを借りてすぐ北に向かう方もおられます。北に向かえば向かうほどにぎやかな街並みは消え、これぞ北海道という景色が迫ってきます。その景色からは、人気のない寂しさを通じて自然の厳しさを感じるといいます。

ノシャップ岬とは、アイヌ語で「岬がアゴのように突き出たところ」「波が砕ける場所」という意味です。漢字では「野寒布岬」と書き、冬の日本海に吹く冷たい風や辺り一面を覆う地吹雪を連想させますよね。ノシャップ岬から望む日本海は海外からの観光客にも愛されており、岬の突端のベンチでハグするカップルや遠くの利尻島・礼文島を撮影する方に会うことができます。天気のいい日には観光客慣れしたウミネコがすぐ近くにまで飛んできます。そして遠くには利尻富士を望むことができる岬として知られています。

 

魅力2.利尻富士と夕焼けにありがとう

利尻富士 夕焼け

日本海に沈む夕日

ノシャップ岬から日本海に沈む夕日を見ること、それは人生の価値観を変えてしまうほどの体験であるといいます。宗谷岬と並ぶ最北端の地に来たという胸の高鳴りに加え、ゆっくりと日本海に沈む夕日が、旅感を一層強くしてくれます。「言葉にならない」と多くの人が涙を流し、夕日が沈む瞬間などはまるで映画のワンシーンのようです。この地にたどり着くまでの苦しさや様々な感情が全て昇華され、胸の奥底から叫びたくなると。そして多くのカップルは心からの愛の言葉を囁きます。

利尻富士 夕焼け

サーモンピンクに映える利尻富士

また、この夕焼けは時間によって表情を大きく変えることで有名です。夕日が沈み、その余韻で空がサーモンピンクに染まったとき、西の空に大きく映る利尻富士(利尻山)はまるで江戸時代の日本画のようであるといいます。あたかも本当の富士山であるかのようです。山の頂上付近が雲に隠れていたとしても、それはそれで幻想的ですよね。もちろん天気の良い日にしか見ることができませんが、この風景を撮影するために多くのカメラマンや外国からの観光客が訪れます。

 

魅力3.鹿さんたちにありがとう

野生 鹿 ノシャップ岬

道路近くまで来る野生の鹿

そして3つ目の魅力は、野生の鹿さんたちが間近で見られることです。民家のすぐ近くで草を食む鹿さんの一家が出迎えてくれます。中には立派な角を持った長老格の鹿が単独で草を食べていることもあるようです。

岬を目指して北上する場合は、主要地方道106号線から県道254号線に入り、温泉施設「童夢(どうむ)」を過ぎたあたりから岬までほんの数kmというところの海側に出没することが多いようです。警戒心が大変強く、路肩に車やバイクを停めて挨拶するくらいでは逃げませんが、クラクションやエンジンをかける音で草を食べるのをやめてしまうと言います。そっと車を停め、鹿さんたちに挨拶をしたら静かに通り過ぎるのがいいのかもしれませんね。鹿さんが出る時間帯は夕方や早朝で、この鹿さんたちは山側の稚内森林公園でも目撃情報がたくさんあります。鹿さんたちも夕日にありがとうと言うために、海に向かって降りてくるのかもしれませんね。

 

魅力4.日本海オロロンラインにありがとう

ツーリング オロロンライン バイク

オロロンラインを行く旅人たち

4つ目の魅力は、「日本海オロロンライン」と称される主要地方道106号線を北上あるいは南下することです。バイクでのツーリングでは手塩町からノシャップ岬を目指し北上するルートが多くのライダーを虜にします。夕暮れ時、信号もガードレールもないオロロンラインをノシャップ岬目指して走ることは大変な贅沢であり、感動でありそして少しの寂しさもあり、侘び寂びを感じるにはもってこいのルートであるといいます。道の半ばでは、一列に28基もの風力発電のプロペラが並ぶオトンルイ風力発電所やサロベツ原野を望むことができます。

手塩ー稚内間の距離は68kmもあり、南側の手塩町あるいは北側の稚内市でガソリンを満タンにしなければいけないようです。そして早朝にノシャップ岬から南下する時、雲の切れ間から右手側に利尻富士を望むことができます。前日の夕焼けに染まっていた利尻富士とは表情を変え、はっきりとした山の輪郭に気が引き締まるといいます。このオロロンラインを走るため、毎年夏には日本全国からたくさんのライダーが訪れるようです。

利尻富士

早朝の利尻富士

最後に…

ここまでの長文をお読みくださいまして、本当にありがとうございます。
本記事では「ノシャップ岬にありがとう」と題し、

  • 日本海にありがとう
  • 利尻富士と夕焼けにありがとう
  • 鹿さんたちにありがとう
  • 日本海オロロンラインにありがとう

4つの魅力をお伝えしました。

ノシャップ岬の近くには「稚内森林公園」という無料のキャンプ場や温泉施設「童夢」、そして予算に合わせて海鮮丼を作ってくれる「漁師の店」があるようです。食に景色に動物に全く文句なしのノシャップ岬、夕日を見ながらこの世に生きる意味や自分の人生の洞察ができれば最高ですよね。

以上、
「ノシャップ岬にありがとう」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。