秋にありがとう

あっという間に過ぎ去ってしまう秋を名残惜しく感じ、秋の恵みに感謝したい方へ。

秋という季節が来る目的を知ることができれば、秋の夜長の過ごし方も変わってくるかもしれませんよね。

本記事では「秋にありがとう」と題し、4つの感謝をご紹介いたします。

秋にありがとう

 

1.収穫の秋にありがとう

米 収穫

「こうべを垂れる稲穂かな」

稲穂がこうべを垂れ、夕焼けに照らされて金色に輝く様は圧巻の光景です。たくさんの短歌や俳句、古くは万葉集に謳われていますよね。日本の原風景ともいうべき稲穂の姿は、都会の生活に慣れてしまった人間に原点回帰の重要性を教えてくれます。

人が生きていくための主食である米を収穫する秋、日本では古くから収穫への感謝をあらわす新嘗祭などの祭りが行われてきました。夏の暑さがなければ米の実がつきません。夏の暑さと適度な雨により米の実がつき、暑さが和らいだ秋に収穫を迎えます。米に限らず、秋は野菜にとっても生育に適した時期となります。秋植えのブロッコリーやハクサイ、キャベツ、カブ、ダイコン、コマツナ、ジャガイモなどがぐんぐん伸び、収穫できる季節でもあります。なにはともあれ、命をつなぐ食物が収穫できることに感謝したいものです。

 

2.燃えるような紅葉にありがとう

紅葉 落ち葉

葉裏も美しい紅葉

2つ目は紅葉への感謝です。寒さが増すにつれて葉が赤くなる紅葉は、美しさを感じる私たちの心に衝撃を与えてくれます。歌人たちは紅葉の様子を「山が燃える」と表現しました。

紅葉を見に行くことを「紅葉狩り」と言いますよね。イチゴ狩り、さくらんぼ狩り、ぶどう狩り…なんでも「狩り」と付きますが、紅葉狩りだけは何も食べませんし、何ももってきません。それでも「狩り」と呼ぶところに、日本人の紅葉に対する思い入れをうかがい知ることができます。

 

3.山の幸にありがとう

マツタケ キノコ 秋 味覚

キノコが美味しい秋

3つ目は食欲の秋への感謝です。有名なマツタケや各種キノコ、栗などが本格的に出始めるのもこの時期ですよね。特に栗は甘栗として年末や年始まで長い期間楽しむことができます。古く縄文時代には、秋に木の実を集めてそれをすりつぶして練り、冬の間の保存食にしたという縄文クッキーが有名ですよね。秋は冬に備えるための貴重な準備の時期でもあります。それは動物たちにとっても同じで、長い冬眠のために栄養を蓄えなくてはなりません。

暑い夏が終わり涼しくなった頃、食欲も回復してきますよね。この頃に出始める新米は、おかずがなくてもそれだけで十分食べることができます。味噌や海苔があればもちろん、新米の味が引き立ちます。本来の素材の味を教えてくれる秋の実りに感謝です。

 

4.澄んだ空気にありがとう

空気 秋 空

澄み切った空

暑い夏が終わりに近づくと、急に空気がひんやりとする朝があることに気づきます。キンモクセイの香りとともに秋の到来を告げるかのような澄んだ空気が一面に広がります。涼しい時間帯が数時間続き、昼を迎える頃には暑さが戻り、また夕方になるとひんやりした風が吹き始めます。時折降る一雨ごとに寒さが近づき、夏から秋へ変わっていきますよね。秋の朝の深呼吸は格別であるといいます。夏の早朝は、日中の暑さが来る前のひと時という慌ただしい時間ですが、秋の朝は涼しい時間帯を長く楽しむことができますよね。

 

最後に…

ここまでの長文をお読みくださいまして、本当にありがとうございます。

夏の疲れを癒し、冬への準備期間として訪れる秋を、4つの感謝とともに掘り下げてみました。秋が深まるごとに自然への感謝が深まれば、寒い冬も心温かく乗り切ることができるかもしれません。

以上、
「秋にありがとう」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。